酒におぼれる夫

お酒を飲み続けると、それが習慣化して、毎日お酒を飲まなければ済まないようになる可能性があります。

家庭外でお酒を飲んでも習慣化しますが、家庭でもお酒を飲むようになると、何時間でも飲めますので、飲酒量に歯止めがきかなくなる恐れがあります。

また、大量の飲酒は、本人の精神と肉体の両面に悪影響を及ぼします。

やがてお酒の量を本人でコントロールできなくなれば、深酒で悪酔いして周囲の人に暴言を吐いたり、物を壊したりして迷惑をかけることも起こります。

そうしたことを家庭外で行えば事件となり、また、家庭内で行っても家庭内暴力になってしまいます。

家庭内で起こることは子どもが見ていますので、親の言動は子どもの精神的な成長面に影響を与えます。

配偶者のお酒の問題に悩んでいる方は少なくありません。

ただ、お酒を飲まない時間帯には問題が起きないことから、ついつい我慢してやり過ごすことも見られます。

しかし、何も改善策を講じないと状況は悪化することもあり、お酒の問題があれば、夫婦での話し合いは避けられません。

もし、飲酒している側に反省心があり、改善に向けて努力していく気持ち、姿勢があるならば、他方も改善に協力することになります。

そして、改善について夫婦で約束した取り決めは誓約書（合意書）に作成し、二人で確認することも行われます。

夫婦で協力して問題の改善に取り組まなければ、お酒を原因とした問題行為が別居、離婚へつながっていくこともあります。

せっかくの家庭がお酒で壊れてしまってはもったいないことです。